2007.07.17

フードバンクスタッフの一日

2HJの忙しい木曜日の朝10時。今日は日本で最初のフードバンクで普段の日にどんな事が行われているかを見るためここに来た。理事長のチャールズ・マクジルトンが、Eメールで冷凍食品の配達の手配をしている。ハーベストパントリーのコーディネーターであるミッシェル・ライアンは、レシートの照合を行っている。事務局長の和田裕介は、夢中になってコンピューターのキーボードを叩いている。

「毎日が異なります」とミッシェルは言う。仕事の内容は、ドナー企業に対するプレゼンテーション、メディアのインタビュー、緊急食料(主要な米や味噌などの食品)の配達などであり、その目的は「困っている人が自立できるように助ける」ためである。

和田が、鳴っている電話を取る。誰かが、また食品を寄付したいということだ。ミッシェルが電話に出る。

すぐに、パートタイムの運転手であるデイビッド・アダムスが出勤し、準備をしたと思うと、コストコにパンや生鮮野菜の寄付を引き取るために出発した。全員が自信を持っている。

yusuke and michelle at office

この日の計画のリスト

チャールズの最初の用事は、銀行でキャッシュカードをより分け税金や請求書、給与などの支払いを行う。午後には、千葉の児童養護施設2箇所に配達を行う予定だ。AERA誌のカメラマンとの写真撮影も予定に入っている。

ミッシェルは、事務作業を進めている。午後には、コミュニティーベースのNPOであるハンズオン東京のボランティアが来て食料品パッケージ(缶詰やジュース、乾物などを詰めた箱)の準備を手伝うことになっている。

和田は、先頭を切って都内の配達を行う。

2HJのスタッフ達は、仕事をしながら話をしてくれた。テレビ東京の3月の番組で2HJが取り上げられ話題になり、この組織が対応できる目一杯までの多くの新しい機会に恵まれた。「2HJの第一の優先事項は、関係作りであって、単に寄付を得ることではありません」とチャールズと言う。

グラマラスな昼前

AERAのカメラマンは早めに来た。カメラを準備するとどんどん撮っていく。

フリーランスの記者である大原悦子は、近いところに住んでいる。大原は、フードバンク活動と2HJについての本を執筆している。2HJの新しいパンフレットの校正刷りのチェックを行う。

デイビッドがコストコから帰ってきた。外に集まり、チャールズが届いたばかりの新鮮な食品を前にポーズをとっているのを目撃する。カメラマンは和田を誘導して、写真の中に入れ彼らの誠実な笑顔を捉えた。

チャールズが出発し、和田とデイビッドは午後の配達に向けて車に食品を積み始めた。事務所の中では、大原とミッシェルが話している。さあ、お昼だ。

和田とデイビッドと一緒に午後の配達に向かう

和田が、ナビをチェックする。デイビッドが助手席に乗る。私は、食品とともに後席に乗った。デイビッドは、2HJが月に2回配達を行う女性シェルターへの道を覚えることになっている。

配達のコーディネートに加えて、和田は2HJの既存もしくは潜在的な日本企業ドナーとの関係構築に努力している。彼は、アメリカでのフードバンクに関する研修と日本でのメディアトレーニング(広報のコンサルティング会社である、ギャビンアンダーソン社からの無償サービス)から「2HJの将来に向けての良い目標」を学んだと言う。

到着すると、陽気な女性たちが出てきて、パンやスープ、ミートソース、パスタソース、ジュースなどの食品の積み下ろしを手伝う。彼女たちは、おいしそうなカップケーキやクッキーを見て、喜びの歓声をあげた。

車は、積荷を半分降ろして午後の渋滞の中、事務所に戻った。

事務所にて

david organizing warehouse

チャールズは、まだ児童養護施設で食品の配達を行っている。食品パッケージは、発送の準備が出来た。デイビッドは、音楽をバックグラウンドに倉庫の整理をしている。デイビッドは、「7年日本企業で働いた後だから、2HJはとてもいいペースで仕事ができる」と認める。

遅くなってきたので、スタッフに感謝を述べ、上野公園での炊き出しを手伝うと約束した。炊き出しのポテトサラダは、とても有名だと聞いた。さぞおいしいのだろう。

記事・写真:ダミオン・マニングス

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