2006.12.22

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これまでの人生から学んだことが1つあります。それは、何事も起こるには理由があるということです。しかも、全く予期していないときに限って何かが起こるものです。

2006年の正月休みが明けて間もないころ東京ユニオン教会を訪れていた私は、礼拝後に地下室で開かれた分かち合いの会でチャールズ・マクジルトンとたまたま居合わせました。ちょうどフルタイムの仕事を辞めたばかりでした。伝統的な日本企業に勤めることに飽きていたのです。その数か月前には教会の結婚許可書に署名しており、結婚式の準備や自分の将来についての見直しで、精神的に疲れていました。さらに、奨学金に応募する準備も始めたばかりでした。愛する妻を連れて日本を出て勉強を続けたいと思っていたのです。そうです、その頃の私は新しい自分に脱皮する過程にあったと言っても過言ではないでしょう(笑)。何もかもが「宙に浮いたまま」の状態でした。1つだけ確かだったのは、何かの一員になって何か目的を持たなければならないと感じていたことです。つまり、それまでの生き方を変えて新しい自分になりたいと真剣に思っていました。そうすれば、10数年に及ぶ満ち足りた日本滞在の最後になるだろう残りの数か月間をもっとも有意義に過ごせるだろうと考えていたのです。日本に何か恩返しをするべきときだったのです。なぜそう思うかと言うと、今振り返ってみて、あの日チャールズと会ったのは単なる偶然ではなく、神様のお導きによる必然だったからです。

チャールズと2人で中華料理を食べながら2HJについての話しを聞きました。場所は、秋葉原駅と浅草橋駅の中間に位置する2HJの倉庫と事務所から通りを1つ隔てたところにある中華料理店です。2HJの仕事に真摯に取り組み、また、2HJの使命について真剣に考えていることがチャールズと話していて伝わってきました。気がついたら、「日本にいる残りの期間、運転手としてボランティアさせてください」と言っていました。そう言ってよかったと思っています。

セカンド・ハーベスト・ジャパンの活動範囲は止むことなく拡大し続けています。そして、日本における非営利のフード・バンクとしてその名が知られるようになってきています。今では私はその一員です。

それからの数か月間は平均して週に1度ボランティアをしています。朝、地下鉄に乗って2HJの倉庫まで行き、そこから2HJの車を船橋市まで運転し、冷凍食品の巨大企業であるニチレイの倉庫に車を止めます。そこでは、霜で覆われた、いろいろな形や大きさの段ボール箱に入った冷凍野菜数百キロから1トン分を車に積み込みます。それが終わると今度は、幕張にあるコストコへ向かいます。パンや果物や野菜などが入ったケースが山のように積まれ、私の到着を待っているのです。量がいつもより多いため、全部を車に積み込むのに頭を使わなければならない場合は、箱やケースの向きを変えたり、一度積んだ荷物の場所を変えたりしながら作業します。まるでテトリスをしているようだ、と別のボランティアに冗談で言ったことがあります。積荷作業が無事終わると、2HJの倉庫へ戻ります。運んできた食料はそこで仕分けされ、食料を必要としている難民やホームレスや孤児それにシェルターへ送られます。食料を初めて運んだ日から今まで、ボランティアとして働いていると感じたことは一度もありません。今では運転手としてだけでなく、週末にもボランティアとして参加していて言えることは、2HJには人を惹きつける力があるということ、それに、2HJは貴い目的を持って活動しているということです。ボランティアには笑顔があふれ、雰囲気は家族的です。毎回それまでとは何か違ったことがあるので、退屈することがありません。皆さんの中に、自由にできる時間と運転免許証をお持ちで、困っている人のために自分のことを勇気を持って少しだけ犠牲にしようという方はいませんか。そのような方はぜひ2HJに連絡してみてください。やりがいのある仕事の一翼を一緒に担いましょう。

Bread and produce at Costco

文章:デイビッド・アダムズ
写真:カリン・スモリンスキー

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