2006.10.08

土曜日の上野公園の配給 ~温かい心=真心で、温かい食べ物をお届けして

毎週土曜日、上野公園での配給のお手伝いを始めて、半年以上が経ちました。初めて参加したのは去年の秋。日系人の会で役員を務めているアメリカ人の友人がボランティア・イベントを企画し、一緒に参加したのがきっかけです。

2HJの土曜日の配給にはさまざまな特徴があります。1つ目に、実際に体を動かした作業であることです。私は仕事場でパソコンの前に1日中座ってばかりいるので、週末ぐらいは体を動かすことをしたいと思っています。

Sayoko_dozo

土曜日の配給では、通常10時半に倉庫で準備が始まり、ボランティアはパン、野菜、お米などの複数のチームに分かれます。そして、パンを切ったり、野菜を茹でたり、スープやリゾットを作る作業を12時まで行います。上野公園には12時半ごろ到着し、食べ物がなくなる14時ぐらいまで、約450名の人に食べ物を配ります。そしてボランティア全員で簡単なミーティングをした後、その一部は再び倉庫に戻って片付けをします。大きな鍋を洗ったり、倉庫の前を掃除したりして、全ての作業が終わるのは16時ごろです。このように、1日中、休む間もなく動き回ります!

土曜日の配給の第2の特徴は、食糧を受け取る側の皆さんから直接フィードバックを得られることです。上野公園で食糧の配給をする際、「ありがとう」という言葉を何度も耳にします。自分がしたことに対して感謝をしていただけるのは、本当に嬉しい限りです。

しかし、土曜日の配給で最も特徴的なのは、ボランティアの皆さんの多彩なバックグラウンドです。土曜日の配給を手伝ってくれるボランティアの7割以上が外国人です。インターナショナル・スクールに通う学生さんもいれば、外資系企業で働いていたり、また英語の先生をしている人もいます。また、残りの日本人のボランティアもなんらかの国際的な経験をお持ちの方が多いです。実際、私も6-7年間アメリカに住んでいたことがあり、現在外資系企業に勤めています。

もっとも、ボランティアの中には100%日本人の方もいます。特に、定年退職をなさった「おじさん」達は、英語はほとんど話せません。しかし「おやじギャグ」を用いた抜群のユーモアで、他のボランティアたちと仲良く交流しています。そんな彼らに私は「さよちゃん」と呼ばれています。

こうした人々の温かさこそが2HJの原動力になっている、といっても過言ではありません。私達は支援を必要としている人達に、温かい食べ物と一緒に、温かい心=真心もお届けしています。国籍や話す言葉のいかんを問わず、私達のミッションである「全ての人々に食べ物を」に賛同し、真心を持ったより多くの方々がこの土曜日の配給に参加してくれることを願っています。

文章:田中佐陽子
写真:パトリシア・デッカー

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