2010.05.10
アメリカフードバンク事情 第二回
全米一斉フードドライブ - スタンプ・アウト・ハンガー

全米各地の家庭に送られた一斉フードドライブのはがき。写真の女性が着ているのは郵便局員の制服(Stamp Out Hungerのサイトから)
5月8日(土)に、アメリカで全米一斉のフードドライブが行われました。このフードドライブは、スタンプ・アウト・ハンガー(Stamp Out Hunger、飢餓を撲滅しよう)と呼ばれています。これは、Stamp Out (撲滅する)と切手などのスタンプをかけたものです。年に一度5月8日に自宅の軒先に、寄付したい食品(保存可能な食品:缶詰、ジュース、お米やシリアルなど)を置いておくと、郵便配達員がそれらを回収し地域の郵便局を経由して各地のフードバンクやフードパントリー(食料配給センター)に届ける、というものです。
この企画は、全米郵便配達員連盟(The National Association of Letter Carriers)が、米国郵政公社(The United States Postal Service)との協働の下、国内最大の一日フードドライブを行うというものです。
この試みは、今年で18年目になり、今回は2009年の7,340万パウンド(約33,000トン)を越える食品の回収が目標とのこと。さらに、18年間の累積では、今年で10億パウンド(約45万トン)を越えると予想されています。
4,900万人が食べるのに困っていると言われるアメリカで、フードバンクやフードパントリーへの低所得層の依存度は高まっています。全米郵便配達員連盟のフレデリック・ローランド会長は、「(低所得層の)家庭が、フードバンク等を頼りにしている様に、フードバンクやフードパントリーも我々を頼りにしています。私たちは(フードドライブという形での)貢献をやめるつもりはありません。」と言っています。
このフードドライブへの参加を呼びかけるはがきが全米各地の家庭に送られました。その数は、実に1億2500万通以上にもなります。上の写真は、実際に送られたはがきです。
とてもおもしろいアイディアですが、実際に全米でやってしまうアメリカのパワーに驚かされます。貧困という問題に対して、様々な手法をクリエイティブに考え出すところをセカンドハーベスト・ジャパンも学んで行きたいと思いました。
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参考
記事内の引用やデータは、Feeding America のこちらのページからです。
こちらの記事もどうぞ
アメリカフードバンク事情 第一回:Farm to Family(“畑から家庭へ”)
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