2008.04.21
2HJ大根収穫イベント: 農場での収穫から提供
引き抜いて葉をカット、根をカット。
列に並べる。
引き抜いて葉をカット、根をカット。
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食品工場の流れ作業のようなこの工程、実は、2月24日の日曜日、2HJの呼びかけに答えた約20人のボランティアが行った、農場での大根収穫作業のこと。約10トンの収穫が可能な畑から2トンを超える量の大根を収穫し、わずか3日後の27日までには、すべての大根を2HJの受給者に配給したのです!
翌週の日曜日、3月2日には、小学校から高校までの子供たち(と指導スタッフ)が畑に入り、さらに1.5トン以上を収穫しました。参加したのは2HJが食品を提供している複数の養護施設の子供たちで、自分の手で収穫し、とれたてを新鮮なまま食べるという貴重な体験を楽しんでいました。一方、施設のスタッフは、それぞれの施設での食事の材料に、たくさんの大根を持ち帰りました。
2HJが、セカンドハーベストというその名のとおり、寄付される野菜のハーベスト(収穫)を行うのは、設立以来これが初めてのことでした。今年は霜が早く降りたため、大根の収穫期間が短縮され、全てを収穫できないまま整地の時期を迎えるところでしたが、幸い、良質でおいしい大根が連なる畑の一画を2HJのために提供してもらうことができました。
2HJの理事長チャールズ・E・マクジルトンは、昔を振り返り、「このようなイベントを実現させたいと常々思っていた」と言います。その考えが実現に向けて動き出したのは、2HJスタッフの配島が、2HJに参加する前、宮崎県の農家で働いていた時に出会った唐沢氏(今回のイベントでの農場側の主催者)と再び交流を始めたことがきっかけでした。配島が東京に戻り、その後2人が再会した時、野菜づくりの話から、農家が自分たちのやり方で2HJの活動に貢献できるような機会はないだろうか、あるとしたらどのような方法がよいだろうか、という話に発展したのです。
農家は、農作物を育てるために膨大な時間と労力を費やしますが、それは、「親が子供を育て教育するのとよく似ている」と唐沢氏は言います。収穫期の人手不足や気候の変化が災いして、いままでの苦労が台無しになるのを見るのは、とても我慢ができないでしょう。ですから、2HJと協力することは一石二鳥の最善策だと思われました。畑に残された大根を収穫できるだけでなく、新鮮でおいしい大根が加わることで食卓が豊かになると喜んでくれる人たちがいるのですから。
参加したボランティアは、疲れと寒さを感じながらも、生き生きとした様子で働いていました。体の芯まで凍えそうな冷たい風に吹き飛ばされた土を全身にかぶっていましたが、東京に戻る前に近くの温泉に立ち寄るという楽しみもありました。畑に入って自分の手で大根を収穫したことで、ひと時であっても都市生活のストレスが解消されたと、みな口をそろえて言います。そしてたとえ数時間でも、甘いいちごや青々とした草原が田舎での生活のすべてではない、というやや驚くべき発見をしたのです。農家の生活はなかなか大変なものです。時には目が見えなくなるほど、そして大量の土や砂を飲みこんでしまうほどの強い風が、私たちに農業の厳しさをも教えてくれたのでした。
初めてのイベントは成功に終わり、すべての参加者にとって、有意義で勉強になる、そして何よりも楽しい経験となりました。2HJでは、新たに生まれた農家の方との協力関係を継続し、将来的には、さらにほかの農場とのつながりを築いていくことも視野に入れています。
また、2HJはこのイベントを年2回程度の定期的な活動にしていこうと計画しています。私ももう一度、自分の体を使って働く、貴重な機会を得られることを楽しみにしています。その時には再び、地平線の向こうにそびえ立つ、雪に覆われた北アルプスの広大な景色を眺めることができるかもしれません。そのような日の終わりには、本当に実りの多い1日を過ごすことができたという、滅多にはない穏やかで満足した気持ちをもう一度味わいながら、倒れるように眠りに着くことになるでしょう。
文章・写真:パメラ・ラヴァシィオ
2008.03.16
地味ですが、大切な仕事:金曜日の下ごしらえ
ちょっと自慢させてください。ご飯にポテトサラダ、卵焼き、おひたしなどの副菜、それに暖かいスープ。
これ、毎週土曜日に上野公園で行っている2HJの炊き出しなんです。その日に使用できる食材によりメニューが異なる場合もありますが、それにしても、なかなか手が込んでいるでしょう?
土曜日の炊き出しでの配給は、毎週ゆうに400食を超え、用意する食料はかなりの量になります。それには、炊き出し当日の調理だけでは間に合わないため、前日の金曜日にあらかじめ野菜を切ったり茹でたりといった下ごしらえをしています。
毎週金曜日、朝9時頃から、2HJ事務所にボランティアが集まり始めます。長机2脚とガス炊飯器を事務所脇の道端にセットし、包丁とまな板を持ったらいざ作業開始。その日に利用可能な生鮮野菜をおひたしやスープに使いやすい大きさに切っていきます。
また、ガス炊飯器でお湯を沸かし、ミックスベジタブルや小松菜などの冷凍野菜、また肉や卵、じゃがいもなどがあれば、それも茹でていきます。
調理場は戸外。冬場は相当に冷えますが、作業は和やかなムードで進められていきます。道端での作業のため、通りがかりの方に、この野菜どうするの?と尋ねられ、炊き出しや2HJの説明をすることもしばしば。
参加するボランティアは、主婦、大学生、親子連れ、外国人、転職の合間の社会人、会社を休職中の方など様々です。参加の動機、頻度、年齢や宗教などもそれぞれ異なりますが、現場では同じボランティア同士。作業はいたってシンプルなので、コミュニケーションを楽しみながら協力して下ごしらえを進めます。
「世の中には、天から与えられた使命を持って誕生してくる人間がいる。たとえば、ガンジーやマザーテレサ、瀬戸内寂聴など。もしそういう事があるとしたら、チャールズ氏もそのひとりかもしれない。そのような直感をもってボランティアに来るようになりました。」1年前ごろから、毎週金曜日の調理に参加を続けるミッション・エルザさん。続けてこう語ります。「地球上には、飽食の国と貧困の国がある。他者のためにちょっとずつ愛を与えてあげられたら、心豊かな人生になるでしょう。」
なお、野菜をはじめ、炊き出しで使用されるほぼすべての食料は寄付で賄われており、2HJでは調味料など最小限のもののみを購入しています。
廃棄される運命にあった食料は、2HJへの寄付を経て、食料を必要とする人々の元へ届けられます。大部分の食料はそのまま、児童養護施設、女性シェルター、老人ホームなどの諸団体に配送され、それら団体から個人へ提供されます。また、寄付された食料の一部は、エルザさんなど金曜日のボランティアによる下ごしらえの後、土曜日の炊き出しで暖かい食事へと生まれ変わり、直接、栄養を必要とする人々の手に渡っていきます。
飽食の社会から一歩を踏み出して、余った食料を必要なところへ再配分する社会へと。善意、という言い方は大げさかもしれませんが、たくさんの企業と個人が、「社会の一員であること」を認識するところから始まる、エキサイティングな新しい社会システムの試み。その一端に、あなたもぜひ参加してみませんか?
文章/写真:吉田由佳里
Link to News story »2008.03.01
倉庫スペースを2倍にすることができました。
2008年3月1日は、2HJにとって記念となる日でした。というのも、現在の事務所からはす向かいにある電車高架下の倉庫を借りることで、倉庫スペースを2倍にすることができたからです。
ニュースキンジャパンさまからの支援に感謝を表します。これにより2HJの歴史の新しい章が始まりました。
2008.02.06
ハーベストニュース:2008年1号
セカンドハーベスト ジャパンのニュースレター、ハーベストニュースには、2HJや日本のフードバンク活動に関するストーリーや情報が載っています。カラー版をダウンロードしてご家族や友人、同僚にも見せてあげてください。
2008年1号の内容:
-フードドライブとは
-学校でのフードドライブ
-ようこそダニエル
-ありがとうミッシェル
-チャリティーコンサート報告
-2HJひと口ニュース
ハーベストニュース2008年1号 [PDF: 1147 KB]
2008.01.29
ハーベストパントリーの新年の目標:重量を増やすこと
ハーベストパントリーは休暇の間に2,000キロ以上重量が増えました!この大幅な増量は、学校のフードドライブで寄付された缶詰食品や保存食によるものです。
昨年12月、東京にある6つの学校のおかげで、ハーベストパントリーに人々の関心や善意、そして何千品もの食料が集まりました。アメリカン・スクール・イン・ジャパン(ASIJ)は750キロ、東京韓国学校(TKS)は500キロ、西町インターナショナルスクールは300キロ以上、キャンプ座間ミドルスクールは250キロ、カナディアンアカデミーは280キロ、そして清泉インターナショナルスクールは200キロの食料をそれぞれ集めました。
「生徒たちが地域社会に積極的に貢献するのはすばらしいことです。それによって彼らは、自分たちの日常生活と日本の困っている人たちの生活とを結びつけて考えることができるのです。また、自分たちが地域社会にポジティブなインパクトを与えられることにも、改めて気付くことができます。」と、セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)の理事長チャールズ・マクジルトンは言います。
今回、TKSは前年の2倍の量の食糧を集めました。小学生たちがやる気を起こすようにと、先生たちは持ち込まれたそれぞれの食品と引き換えに抽選券を配り、フードドライブの終了時に3名の当選者を選びました。さらに、2,000品以上の食糧を集めた生徒たちへのご褒美として先生たちがダンスも披露しました。
写真:東京韓国学校
「生徒たちは、2HJに食糧を寄付したことを楽しい思い出として捉えています。誰かの生活にプラスの変化を生じさせることで、結果的には自分たちもいい気分になることができるのです。これは何よりもすばらしいことです。」とTKSで教師を務めるマーク・バレンズさんは語っています。
食料を必要とする人たちを支援して6年目となるASIJでは、集まった食糧の重量は相当なものでした。「750キロの食糧を2HJのトラックに積むのは、ルービックキューブを解くようなものでした。」と同校中等部で教頭を務めるミーガン・ペイビーさん。「集まった莫大な量の食料と、ASIJの全4部門が共同体として共に活動したこと、これが今年のハイライトでした。」
写真:ミーガン・ペイヴィ
ASIJではそれぞれの部門の生徒会が食糧を集める方法を決定しました。中等部のスチューデント・リーダーシップ・チームは学級対抗のコンテストを開催しました。優勝したのはハリス先生の学級です。「全員がベストを尽くしました。食べ物のない人たちのことを考えて、彼らが休暇中に食べる食料があればいいと思いました。私たちは誰もが他人を思いやるべきなのです。」とは同学級の生徒13人の言葉です。
フードドライブの実施は簡単です。以下は、学校、クラブ、組織、スポーツチーム、その他のコミュニティ・グループなどでフードドライブを成功させるためのポイントです。
文章:kmh
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