2011.07.22

緊急!!被災地支援に必要なお米の寄付を募集しています!

セカンドハーベスト・ジャパンでは、6月から南三陸町の仮設住宅に住む約1400世帯を対象に食品のパッケージを届けています。避難所の暮らしとは違い、仮設住宅に移ると支援が受けにくくなります。多くの方は職を失い、安定した収入を得るにはほど遠い状況です。南三陸町は、津波で全てが流されたため、近くにスーパーもありません。

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「食品パッケージプロジェクト」は、定期的に大量の食品が必要なため、現在使用する大半の食品は当団体で購入しています。今週から南相馬市の仮設住宅向けも開始しました。このプロジェクトを継続的に行うには、毎週約4tのお米が必要です。どうぞみなさまのご協力をお願いいたします!

お米の寄付:10kg(1世帯分)単位でいただけると大変助かります
お米券の寄付:送料のご負担が比較的少なくすみます


上記のいずれかを下記住所までお送りください。

送付先:
〒111-0053 東京都台東区浅草橋4-5-1 水田ビル1F
セカンドハーベスト・ジャパン 東北食品パッケージ係宛
※平日10:00-17:00着でお願いします。事務所へ直接持ち込みも可。

南三陸町の仮設住宅に住む方からお手紙が届きました:

このたびは私達に物資のご支援をいただきまして誠にありがとうございます。又、物資をご支援くださった寄贈者のお気持ちに感謝申し上げます。東日本大震災で、当町は壊滅的被害を受けました。住みなれた町、すべてが消失してしまいました。私も自宅、水産加工場、車、養殖質等、一瞬のうちになくなってしまいました。命からがら高台に避難して迫り来る津波の恐ろしさになすすべもなく呆然と立ちすくむのがやっとでした。降り積もる雪の冷たさと、寒さと、不安、家族の安否など暗闇の中で一夜を過ごしました。波の下った翌日は、ガレキの山と化した、私の地域がありました。その光景を目の当たりにした夫は心疲のためか、ガレキの中の我が家で息を引き取りました。苦労して事業をしてきた夫は無言で逝ってしまいました。津波の恐怖、ひんぱんにおこる地震、夫の死、眠れない日々がありました。四ヶ月が過ぎた今、やっと皆様にお礼の手紙が書けるようになりました。これから少しずつ前へ進んで行こうと頑張っております。全国の皆様、世界の皆様、心暖かい気持ちに感謝しながら水産漁業の復興のために頑張ります。

食品を受け取った方々の写真はこちらをご覧下さい:http://2hjdrblog.blogspot.com/

是非、facebook やツイッターで周りの方にも今回のお米募集を教えてあげてください。皆さまのご協力に感謝します!

 

 

オンラインで募金ができます。
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2011.07.13

トルコ、オーストラリア、グァテマラ - 世界のフードバンクをご紹介 (1)

2HJボランティアコーディネーターの高原恵がアメリカでのフードバンク研修に行きました。その中で、特に今回は世界各国のフードバンクの様子を紹介します。

2週間のアメリカフードバンク研修に行きました!

フードバンクの歴史が40年以上ある、フードバンク大国アメリカへ研修に行きました。2011年2月27日から3月13日の間で、テキサス州サンアントニオ、アリゾナ州のフィネックス、カリフォルニア州サンフランシスコのフードバンクを訪れました。テキサス州ではフードバンクの研修に参加し、アリゾナ州とカリフォルニア州では、主にボランティア活動やパントリーについて学びました。


レポート① 世界の多様な「フードバンク」

今回の研修は、テキサス州サンアントニオで行われたGlobal Food Banking Network(以下:GFN)の研修から始まりました。シカゴに拠点を置くGFNは、毎年世界中のフードバンク団体やフードバンク準備委員会を招待し、一週間の研修を提供しています。テキサス州サンアントニオに22ヶ国からフードバンク関係者が集まり、アメリカ式フードバンクを学び、また参加国の取り組みについてプレゼンも行いました。

セカンドハーベスト・ジャパンが定めているフードバンク活動の定義は「食品関連企業他より市場価値の無くなった食品等の寄贈を受け、福祉施設や生活困窮者の支援団体に無償で届ける活動」ですが、世界には各地のニーズに対応し発展しているフードバンクがあり、その多様性にはとても驚かされました。

なかでも特に興味を持った国のフードバンクをご紹介します。

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トルコの「ソーシャルマーケット」
トルコの場合、フードバンク活動を始めたのは、民間ではなく一人の市長です。トルコ最大の都市イスタンブールのベイオール市長とTurkish Red Crescent Istiklal Branch(イスラム教国の赤十字のような団体)は、個人や企業から食料品、衣類、その他生活用品の寄付を集め、それらを生活困窮者へ提供する活動を共同で行い、その活動が発展し2010年にイスタンブールのベイオール市長を中心に「ソーシャルマーケット」という施設を設立しました。ソーシャルマーケットは、食品など生活用品が陳列されていて一見普通のスーパーのように見えますが、全て無料、そして利用できるのは登録した食料支援が必要な家庭に限定されています。ソーシャルマーケットを利用する資格を得るにはまず登録手続きが必要です。担当者が家庭を訪問、財政状況や家族構成などのインタビューをします。登録手続き後、各家庭に赤いカードが渡されます。家族構成や収入などの基準に基づいて使用可能なポイントが定められているプリペイドカードのようなシステムで、ポイントの上限内で欲しいものを選びレジに持っていくと受け取ることが出来ます。ポイントカード式の高度なシステムは歴史の長いアメリカですらまだ無いので、アメリカのフードバンク団体も興味を示していました。

昨年に設立後、一年で既に他2カ所に支部ができています。市長が始めた活動ということもあり、すでに「フードバンク」の定義が法律上で明記され、寄付者は税金控除も受けることができます。ソーシャルマーケットに寄付された食品の全てにバーコードが張られ、自動的にデータ化されます。寄贈者側は寄付品のレシートを提出することにより税金控除が受けることができます。

一般的にフードバンクと言えば、非営利セクターが運営しているイメージがありますが、トルコでは生活保護政策の一つとして運営されているような印象を受けました。

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トルコのフードバンク Social Market Beyoglu のホームページはこちら:http://www.beyoglusosyalyardim.com/  (トルコ語のみ)


オーストラリアの巨大なフードバンク
オーストラリアはフードバンクの規模と、活動内容から今回研修に参加した国々の中では一番アメリカに近い印象を受けました。オーストラリア全土に拠点があり2,900福祉施設を通じて、毎日70,000人以上に食料を提供しています。セカンドハーベスト・ジャパンの昨年度の提供先福祉施設数は約600施設・団体なので、その規模の大きさが分かると思います。2010年の取扱量は約1,900万キロ(19,000トン)、2013年には5,000万キロ(50,000トン)を目指しているそうです。

オーストラリアの各州にフードバンクがあり、全てのフードバンクは独立したNPO団体ですが、団体間でネットワークを築いています。その大きな理由として、大手企業がそれぞれのフードバンクと同意書を交わすのではなく、一括できる良い点があります。同時に、それぞれ別NPO法人として活動することにより独自の方法で地方自治体や福祉施設の関係性が保たれ、各地地域に根ざした活動ができます。フードバンク間で、良い事例を共有するなど情報交換も頻繁に行われています。全国大会では各州の議長が参加し国レベルでの方針が決定されます。また年に数回、各フードバンクの代表が集まりフードバンク団体としての方針や業務内容について協議されます。

多くのフードバンクは寄贈品を配送している中で、北東部に位置するオーストラリアで2番目に面積の大きな州、クィーンズランド州だけは全て福祉施設がフードバンクに引き取りに来ています。福祉施設にとって、トラックやドライバーの確保など負担が大きいため実現までには何年も掛かったそうです。クィーンズランド州は野菜や果物など施設にとって必要不可欠な食品を常に豊富に揃えていたので、福祉施設側も協力するメリットを理解し協力したそうです。他のフードバンクは、ボランティアが自家用車で配送、地方自治体から協力を得るなどして配布しています。

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オーストラリアのフードバンクのホームページはこちら:http://www.foodbank.com.au/
(英語のみ)


食品を販売するグアテマラのフードバンク
グアテマラのフードバンクは、2001年に複数の企業がGFNとミーティングを行い、フードバンクの基礎知識を学び、2005年に9社と1つの財団がフードバンクを立ち上げ翌年に本格的に活動を始めました。現在はまだ1団体しかありませんが、国内の普及活動は行っています。将来的にはネットワークを構築することを目標にしています。2005年の設立から毎月4,000袋提供し、毎年およそ19万人に食品を提供しています。

グアテマラの興味深い点は、提供する食品全て、定価の12%の価格で販売していることです。もちろん食品企業は販売することを知った上でフードバンクに寄付しています。なぜ無償ではなくあえて有償なのか、その理由の一つはフードバンクの運営費を得る、ということですが、もう一つはグアテマラの文化が影響しています。グアテマラでは、無償にすると支援に依存してしまい働く意欲が低下する可能性がとても高いそうです。家族の為に働き自ら必要なものを得る精神を忘れさせない為にも、食品を販売する方法を取っています。自分の努力により貧困から脱出してほしい、というグアテマラのフードバンクの強いこだわりが伝わってきました。

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グアテマラのフードバンクBanco de Alimentos de Guatemala のホームページはこちら:http://www.bag.org.gt/  (スペイン語のみ)

外から見た日本のフードバンク
このように国によって大きく違いがみられます。世界のフードバンクと比べ、日本のフードバンクはとてもユニークな点が二つあります。一つはフードバンクが訴えるメッセージです。他の国では、フードバンクのメインテーマは「反貧困」「飢餓撲滅」といった「生活困窮者を救う」意味合いが非常に強いのですが、日本のフードバンクは貧困問題と同じ位「もったいない」が重要視されています。日本のように「食品ロス削減」を発信しているフードバンクは、今回参加した国では他にありませんでした。例えば、カナダのフードバンクの年次報告書を見ても、食品ロスに関する内容やデータは一切ありません。もう一つは、寄付者との関係です。アメリカや研修に参加したフードバンクは、食品企業に積極的に電話を掛けるなど、アグレッシブに寄付を呼びかけます。研修中、チームに分かれて、各チームに質問が渡され、それに答えるというワークショップがありました。私のチームにはこのような質問がありました「ある企業担当者に寄付の呼びかけの電話やメールを何回しても返事がありません。あなたは次にどのような行動を取れば良いと思いますか」。答えは色々ありましたが皆が合意していたのは「その人に繋がりそうな人に連絡を取り、別ルートから連絡を取る」という答えでした。セカンドハーベスト・ジャパンでは、そこまで積極的な営業をした経験が無いので、質問の内容から他の国と大きなギャップを感じました。それは、そもそもの活動目的にも関連していることかもしれません。「食品を集めて、必要な人へ届ける」。シンプルに聞こえますが、その土地によって様々な方法があります。

今回の研修で、アメリカ以外のフードバンクも知ることにより、改めて日本のフードバンクを客観視できる機会を与えられました。3.11から始まった震災支援活動のように、時代のニーズに対応し、セクターを超えた様々な協力を得ながら今後どの様な「日本流フードバンク」が創られていくのか楽しみでもあります。

こちらもどうぞ
アメリカのフードパントリー - 世界のフードバンクをご紹介 (2)


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2011.07.07

ハーベストニュース:2011年1号

2011年第一号のニュースレターは、3月11日からの東日本大震災支援活動報告です。3月11日から、これまでに400トン以上もの物資の提供を個人・企業の方々から頂きました。多くの方にお礼を申し上げます。今回のニュースレターで支援活動の一部をご覧ください。

2011年1号の内容:

-震災発生からのセカンドハーベストジャパンの動き
-震災支援活動報告ブログから
-2HJ 理事長が現地を実際に見て
-数字で見る活動状況・メディア掲載情報

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ハーベストニュース2011年1号 [PDF: 679 KB]

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こちらもどうぞ

セカンドハーベスト・ジャパン震災支援活動報告ブログ

2HJの新しい動画 - 皆さまのご支援に心から感謝します

事務局長大竹正寛のアメリカフードバンク研修記(1)

 

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2011.06.14

書籍にて2HJが紹介されます - 「大震災のなかで私たちは何をすべきか」

2011年6月21日・岩波書店より刊行予定の書籍に2HJが掲載されます。

「大震災のなかで私たちは何をすべきか」
内橋 克人 編 (新書版)

「この大震災は,何を問いかけているのか.大きな悲しみや苦しみ,喪失感のなかで新しい歩みを始めてゆかねばならない被災者・被災地に,私たちはどう向き合い,これからどんな支援をしていったらよいのだろうか.現地で活動を続ける医師やボランティアをはじめ,作家や学者ら33名がそれぞれの思いと考えをつづる。」(岩波書店紹介文より) http://www.iwanami.co.jp/shinkan/index.html

Amazonでの紹介はこちら。

ぜひご一読ください!

その他メディア掲載情報については、こちらをどうぞ。
メディア掲載情報

 

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2011.06.04

ボランティア・インタビューその6

インタビュー・リレー第6弾は、坂上ゆう子さんです。第5弾に登場した小林竜馬さんがインタビューしてくれました。

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1.2HJでボランティアを始めたきっかけは何ですか?
自分の手と身体を使って社会に貢献する何かがしたいとずっと考えていましたが、フルタイムの仕事をしていることもあり、なかなかその場所を見つけられませんでした。あるとき、廃棄される運命にしかなかった食料を2次利用する「第二の収穫」といのが名前の由来でもある「2HJ」の存在を知りました。フードバンクという存在を知らなかった私にとっては大変な驚きでしたし、またこの活動を日本中に広め、行っていることを知り、この有意義な活動の一部分でもいいから関わりたいと思い、すぐにボランティアに申し込みました。日本の多くは「足りなくなるくらいなら余ってでも多めに準備しておこう」、「余ったら残せばいい」、私の日常でもこのような考え方はよくみられ、それには少なからず違和感も持っていました。ですからあらゆる理由によって食料支援を必要としている方々に対して、一方的ではない2HJの支援のかたちは今の日本でもとても需要にマッチしているし、とても魅力的な活動だと思いました。


2.ふだん参加しているのはどのような活動ですか?
2HJでボランティアを初めて、2年以上になります。最初は土曜日の炊き出しボランティアから始めました。その後、日本に住む難民や、シングルマザーの方々などのご家庭に食料を支援する、パントリーにも関わるようになり、今は月に2度ほど、これらの活動を行っています。どちらも食料を必要としている方々への支援というのは変わりませんが、活動内容は少し違います。炊き出しは準備に相当な時間と、多くのボランティアの協力があって成り立ちます。これに対してパントリーは、相手と比較的じっくりと向き合うことができるのが魅力でもあると思います。各家庭の人数や国籍などにより、食料の量や嗜好を考えながら、可能な限りニーズにマッチした食料をお渡しできるように作業をすることは、楽しみでもあります。


3.活動中に楽しい、面白いと感じるのはどんな時ですか?
食料を受け取る方の笑顔を見たとき、こちらもうれしくなります。パントリーでは難民の方々などに直接食料をお渡しすることもありますが、食べ物を前にすると、みんな自然と顔がほころんでくるんですね。食べ物には自然とそういう、人を丸くする、癒すパワーがあるんだなと、だから食べ物のパワーって偉大だなと思います。おなかがいっぱいになって、不機嫌な人はいないから。みんなの笑顔が見たくて、リクエストに応えたくて、時に倉庫の中を駆け回ることもあります。笑顔で「ありがとう」と言われると、「こちらこそ、遠くまで来てくれてありがとう!」って、いつも幸せな気持ちをもらっています。食べ物を通してこんな素敵な交流ができるのは、2HJの活動ならではの大きな魅力です。
また少々余談ですが、普段の仕事は広告関係で主に営業活動をしていて、いつも数字に追われる毎日です。当然利益を作ることが重要視されます。でも実はそういうの、得意ではないのです。それに対して2HJで行っている活動には「利益」や「見返り」は存在しません。それが私にはとても心地よくて、日常生活の中でもいいバランスがとれているような、ですから2HJでの活動は、私にとって大切なライフスタイルの一部になっています。

4.2HJについて、「ここは変えて欲しい」という点はありますか?
特にないです(笑)。毎回たくさんの人たちが関わっているので、もちろん不便もあるし問題点もあるのでしょうが、みんな自発的に参加している活動なだけに、それぞれ自立しているし、どんどん活動も効率化されていっているように感じます。みなさんにいつも助けられています。私ひとりの力は小さいけれど、活動を終えたあとの充実感は大きいものです。・・・あえて言うなら、洗い場が外ということくらいかな。真夏と真冬はめげそうになることがあります(笑)。

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5.ボランティアをしようか迷っている方々に向けて、何かメッセージはありますか?
まずはひとつに限定しないでいろいろやってみると、またそこから他へも広がっていくと思います。その中からこれだ!と思うものが見つかるかもしれません。私は2HJという場所にめぐり会って炊き出しから始めて、パントリーにまで活動の幅が広がりました。2HJの活動はオーガナイズされているし、一緒にボランティアを行っている方々との出会いも魅力です。年齢も仕事も様々で、そして本当に親切で魅力的な方々ばかり。貴重な時間を寄付することで得られるものはとても大きい。楽しいし、有意義な週末になると思います。

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