2007.10.01

2HJ Tシャツがついにできました!

First ever 2HJ t-shirts

他の人に先駆けて、スタイリッシュな2HJのTシャツを着こなしてください。

フロントには、2HJのロゴである「ライスマン」が、バックにはウェブサイトのURLと私たちのポリシーである「すべての人に、食べ物を」が載っています。

値段: 2,000 円
サイズ: S, M, L
カラー: ホワイト

事務所に寄ったときに買っていただくのもいいですし、メール(info@2hj.org)で注文してくださっても結構です。また、ご購入の際には、2HJのマグネットも一緒に注文してはどうですか?

(サイズ、量、送付先を明記してください。)

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2007.09.24

日本の隠れた貧困の状況を探して

最近、日本のワーキングプアの状況に関する本*を読みました。その中では、毎日努力してもネットカフェでの暮らしから抜けられない若者、パートの仕事を掛け持ちしながら毎日睡眠時間4時間で2人のこどもを育てているシングルマザー、80歳を過ぎても年金がもらえず空き缶集めをする老夫婦の話などが取り上げられていました。元々はテレビの特集だったものなので、ご覧になった方も多いかと思います。

私たちセカンドハーベストジャパンは、経済的に困窮している人たちに食料を届けることをミッションとしています。多くの人は、それを「ホームレスを支援している」と解釈するようです。それも間違いではないのですが、ホームレスの人たち以外にも多くの人が経済的に厳しい状況にあり、むしろそういった人たちの支援が私たちの活動の大部分を占めています。そして、これらの支援をさらに広げていきたいと考えています。

実際、政府の発表するホームレスの人数は約25,000人(厚生労働省調査)と言われています。これも看過すべき数字ではないのですが、年金をもらえない高齢者の数は、約444,000人(社保庁調査、2004年)だそうです。また、母子家庭は、全国に123万世帯あり、その8割以上が働いているが、その平均年収は225万円ということです。(例えば、パートを2つ掛け持ちしているシングルマザーの年収が、100万円ちょっとということも現実にあるわけです)ホームレスの人たちが依然、最も厳しい生活環境におかれているという点は変わりないかもしれませんが、数の上で日本の貧困というものを構成しているマジョリティーは実はもっと隠れたところにあるのではないでしょうか。見えないところで苦しんでいる人たち、彼らの声をいかに上手に拾って支援につなげていくかが私たちのこれからの課題です。

今年の11月から年末にかけて、セカンドハーベストジャパンは、カーブスジャパンと組んで全国規模のフードドライブを行います。このプロジェクトの直接対象となる人たちは、上に挙げたような見えない貧困層の人たちです。今回のプロジェクトを契機として、将来的に、全国各地域で食べ物に困った人たちが地元で気軽に食品をもらいにいける場所ができてくることを願っています。

文章:和田裕介(事務局長)

*NHKスペシャル 「ワーキングプア」取材班・編 (2007) 『ワーキングプア日本を蝕む病』 株式会社ポプラ社

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2007.08.14

ハーベストニュース:2007年夏号

セカンドハーベスト ジャパンのニュースレター、ハーベストニュースには、2HJや日本のフードバンク活動に関するストーリーや情報が載っています。カラー版をダウンロードしてご家族や友人、同僚にも見せてあげてください。

2007年夏号の内容:

-女性や子供への食糧供給
-4 年間ボランティアを務めたジェイソン
-お腹をいっぱいにして就寝
-グローバル・フードバンキング・ネットワーク
-モルガン・スタンレーとセカンドハーベストジャパン
-フードバンクスタッフの一日
-2HJひと口ニュース

Harvest_News_2007_summer_issue

ハーベストニュース2007年夏号 [PDF: 738 KB]

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2007.08.07

長期投資の新しいかたち

長期投資の新しいかたち-この言葉が、セカンドハーベストジャパンと日本におけるモルガン・スタンレーがこれまでに築いてきた関係を最も良く表現しています。セカンドハーベストジャパンが設立してまだ間もない頃、また、モルガン・スタンレーが日本の企業としての責任を担い、ボランティア活動を始動させようとしていた頃、セカンドハーベストジャパンこそ、その長期投資の活動に協力すべき団体だとモルガン・スタンレーの当時社員であった山田裕美子さんが会社役員に進言したのです。

Morgan Stanley volunteers

提案はすぐさま行動に移され、それ以来モルガン・スタンレーは常にセカンドハーベストジャパンの頼れる、そして協力的な資金援助面での“大黒柱”であり、資金援助面以外にも多方面において活動を行動で支える、いわば“活動世話役人”でありつづけています。彼らの活動の一例を以下の表にまとめてみました。

モルガン・スタンレー日本支社貢献の一例一覧
Morgan Stanley contributions
[1] Source: http://www.fitforcharity.org/home-ja.htm

モルガン・スタンレーとセカンドハーベストジャパンの今までの関係の中で経験した印象的な出来事は、ある種の“廃棄物処理”の機会に起きました。モルガン・スタンレーがとある京都のホテルを買収した際、そのホテルの全てを一新させるために、室内装飾品を全て処分しなければなりませんでした。ほとんどの物が廃棄される運命にありましたが、なかには、業務用サイズの台所用品、ベッド、毛布などまだ捨てるにはもったいない、状態のとてもよいものもあり、それらは再利用される事になったのです。

ベッドや毛布はセカンドハーベストジャパンが食料を提供している福祉団体へ送られ、団体に登録されている人々のもとへ届けられました。ホテルのキッチンで使われていた業務用サイズの鍋は新たな活躍の場で好評を博しています。というのも、セカンドハーベストジャパンが毎週上野公園で行っている食料供給に、温かい食事を求めて我慢強く列に並ぶ500人以上の公園野宿者に供給する食事を用意するために、今やなくてはならない存在となっているからです。

文章:パメラ・ラバシオ

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2007.07.31

女性や子どもたちに食料を届けています

セカンドハーベストジャパン(以下2HJ)が食べ物を届けている施設の一つに、女性と子どものための民間シェルター(避難所)があります。シェルターはドメスティック・ヴァイオレンス(DV)や人身売買の被害を受けた女性たち、さまざまな事情からホームレスとなってしまった女性たちを受けいれています。執拗な夫らが追跡してくる恐れがあるため、住所や名前など詳しい情報は明らかにしていません。

ここでの食事は三食とも、料理上手な寮母さんが作っています。二週間に一回、2HJから食品が届くと、その食材にあわせた献立が考えられます。たとえ同じ野菜が大量に届いても、漬け物にするなどして、どの材料も無駄なく使い切るそうです。

bread and produce from Costco

「日用的な食品は買っていますが、2HJのおかげで献立にバリエーションができるんです」とスタッフはいいます。また、これらの施設には行政からの支援がほとんどなく、おもに会員からの寄付で運営しているため、「月に数万円、食費を節約できるのはほんとうに助かります。その分、赤ちゃんのミルクやオムツ代など、ほかの支出にあてることができるのです。」

食べ物は物理的な面だけでなく、精神的な面でも入所者の力になっています。夫から暴力を受けたり、厳しく生活を規制されてきた人たち。あるいは、食費を切りつめて好きなものを食べることができなかった人たち。たくさんの食事を前に「自分で選んで、好きなだけ食べていいのよ」といわれることは、彼女たちにとっては何よりもうれしいことだ、といいます。

アパートを見つけ、自立に向けて歩みだしたシェルターの“卒業生”たちには、希望すれば2HJのハーベストパントリー(宅配便で届けられる緊急食料援助)が届けられます。ほとんどの人が生活保護を受けながらの生活を送っているので、育ち盛りの子どもを抱えたシングルマザーにとっては、食料は「いくらあってもありがたいもの」なのです。

また、表参道のレストラン「フジママズ」は毎週一回、入所者たちのためにお弁当を無償でつくっています。2HJのボランティアがそのお弁当をピックアップし、お正月だろうが、お盆だろうが、欠かさず届けています。「今日はどんなお弁当が届くのか」みんな楽しみに待っているそうです。

食べ物は、ただ食欲を満たすものではありません。これまでつらい思いをしてきた女性たちを、ときになぐさめ、ときに「尊厳」や「自立」を取り戻すささやかなあと押しになっていることを、スタッフの話から感じました。 

記事:大原悦子
写真:パトリシア・デッカー

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