2006.11.13
2HJマグネットでサポート!
車、家や職場の冷蔵庫、その他金属製のものなら何でも貼れる!このリボン型のマグネットは、私たちの共通のミッション「すべての人に、食べ物を」を伝えます。
2HJから¥1000(小)または¥1500(大)で購入できます。また、ソニープラザ、オートバックスの店舗でもお求めになれます!
Link to News story »2006.10.08
土曜日の上野公園の配給 ~温かい心=真心で、温かい食べ物をお届けして
毎週土曜日、上野公園での配給のお手伝いを始めて、半年以上が経ちました。初めて参加したのは去年の秋。日系人の会で役員を務めているアメリカ人の友人がボランティア・イベントを企画し、一緒に参加したのがきっかけです。
2HJの土曜日の配給にはさまざまな特徴があります。1つ目に、実際に体を動かした作業であることです。私は仕事場でパソコンの前に1日中座ってばかりいるので、週末ぐらいは体を動かすことをしたいと思っています。
土曜日の配給では、通常10時半に倉庫で準備が始まり、ボランティアはパン、野菜、お米などの複数のチームに分かれます。そして、パンを切ったり、野菜を茹でたり、スープやリゾットを作る作業を12時まで行います。上野公園には12時半ごろ到着し、食べ物がなくなる14時ぐらいまで、約450名の人に食べ物を配ります。そしてボランティア全員で簡単なミーティングをした後、その一部は再び倉庫に戻って片付けをします。大きな鍋を洗ったり、倉庫の前を掃除したりして、全ての作業が終わるのは16時ごろです。このように、1日中、休む間もなく動き回ります!
土曜日の配給の第2の特徴は、食糧を受け取る側の皆さんから直接フィードバックを得られることです。上野公園で食糧の配給をする際、「ありがとう」という言葉を何度も耳にします。自分がしたことに対して感謝をしていただけるのは、本当に嬉しい限りです。
しかし、土曜日の配給で最も特徴的なのは、ボランティアの皆さんの多彩なバックグラウンドです。土曜日の配給を手伝ってくれるボランティアの7割以上が外国人です。インターナショナル・スクールに通う学生さんもいれば、外資系企業で働いていたり、また英語の先生をしている人もいます。また、残りの日本人のボランティアもなんらかの国際的な経験をお持ちの方が多いです。実際、私も6-7年間アメリカに住んでいたことがあり、現在外資系企業に勤めています。
もっとも、ボランティアの中には100%日本人の方もいます。特に、定年退職をなさった「おじさん」達は、英語はほとんど話せません。しかし「おやじギャグ」を用いた抜群のユーモアで、他のボランティアたちと仲良く交流しています。そんな彼らに私は「さよちゃん」と呼ばれています。
こうした人々の温かさこそが2HJの原動力になっている、といっても過言ではありません。私達は支援を必要としている人達に、温かい食べ物と一緒に、温かい心=真心もお届けしています。国籍や話す言葉のいかんを問わず、私達のミッションである「全ての人々に食べ物を」に賛同し、真心を持ったより多くの方々がこの土曜日の配給に参加してくれることを願っています。
文章:田中佐陽子
写真:パトリシア・デッカー
2006.08.11
2HJの新事務局長和田 裕介さんをインタビュー
セカンド ハーベスト ジャパンはNPOとして四周年を迎え、新たに和田裕介さんが2HJの有給スタッフになりました。2年以上2HJに関わってこられた和田さんに、今までのボランティアとしての経験と、スタッフとしての今後の抱負を聞きました。
2HJの活動を始めたきっかけは?
―友人の紹介で2004年1月頃から始めました。もともと慈善事業に興味があり、大学時代も四年間子供たちと遊ぶボランティアをしていました。教会の慈善事業と違い、クリスチャンだから事業を行うというのではなく、いいことだから行うという2HJの姿勢に共感し、ボランティアを続けてきました。土曜休みの仕事をしていたので運良く土曜日の配給活動には毎回携わることが出来、ドライバーや配給サポートのボランティアとして参加してきました。2HJのボランティア活動をするようになって、「本当に困っている人がいるのだ」と始めて実感するようになりました。これまで翻訳の仕事をしたり、法律の勉強をしたりと様々な仕事を経験してきましたが、営利企業にどこか無機質さを感じていました。今は、2HJの活動を通して喜びを感じています。
正規スタッフとして今後はどのようなことに取り組んでいきますか?
―国内の企業や、他の団体との連絡や事務的なことをしています。事務所では、平日ボランティアのコーディネイトや電話・メールでの交渉、チャールズと打ち合わせに忙しい私を目にすると思います。もしくはドライバーとして食料の配達に出払っていて、事務所にいないこともあるかもしれません。
2HJが組織として円滑に活動できるよう、インフラ整備をしていくつもりです。理想としては有給スタッフを増やし、ドライバーやパートタイマーを採用して、チャールズが自分の仕事に専念できるように手助けしていきたいです。
他のボランティアやスタッフへメッセージをお願いします。
―チャールズは私たちスタッフやボランティアの提言を「いいね」と積極的に取り上げてくれます。2HJでは、普通の仕事や学生生活では経験できないことが経験出来ます。そういうチャンスを与えてくれる場でもあるので、楽しんで活動して欲しいですね。
前の職場では「ワディ」と呼ばれていた和田裕介さん。2HJでは”YUSUKE”と呼ばれています。4月16日から2週間、アメリカのセカンドハーベストを知るため研修に行かれました。
文章:田中恵子
写真:カリン・スモリンスキー
経済合理性のあるフード・バンク活動
13倍のリターンを保証された投資機会があったとしましょう。
世界有数の投資銀行として、リーマン・ブラザーズは常日頃市場でのビジネスチャンスを見極め、その投資判断を顧客に提供しています。しかし東京で生活貧窮者に対して食事を配布するという チャールズ・マクジルトンのバリュー・プロポジション(価値の提供)は、リーマン・ブラザーズが投資家に提案するものと同等に価値のあるものだと思います。
セカンド ハーベスト ジャパンの浅草オフィスでチャールズに初めて会った時のことは今でも印象に残っています。東京で無駄に廃棄されている一日6000トンもの食料 を、たとえ僅かな量であっても、都内に50万といわれている食を必要とする人々にできる限り届けたい、とチャールズはその熱い思いを伝えてくれたのです。
食料1キロにつき平均100円という処分コストに着目し、これをうまく活用すれば、食料の大量廃棄に頭を悩ませる企業にとってコスト削減となるだけではなく、チャールズの活動運営費の13倍の価値がつくであろう余剰食料を、必要とする人々へ提供することによって、地域社会へ「利益」として還元することになるとチャールズは気付いたのです。
投資銀行家である自分にとっては、チャールズのこの考えは実に経済的に理にかなっているものだと思ったのです。
一方、セカンド ハーベスト ジャパンにも、リーマン・ブラザーズの目指す社会的役割、すなわち私たちが事業活動拠点をおく地域社会を最優先に支援する、という考えを理解していただくことができました。リーマン・ブラザーズが実施している社会貢献活動には、資金援助、社員によるボランティア活動、そして私たちの持つ専門知識と、人材や人脈などの人的資源の提供など様々な形があります。このような社会貢献活動は、社員の社会体験を豊かにするだけではなく、私たちに地域社会の人々と触れ合う機会をもたらし、お客様や株主を含む皆様との幅広い信頼関係が生まれてくると考えているのです。
アジアでは未だ非営利団体の活動はあまり浸透しておらず断片的ですが、資金力は限られているものの、人道的支援を必要とするアジアの多くの地域が抱える問題に真摯に取り組んでいこうとする、将来性や起業家精神に溢れた団体の活動を、私たちリーマン・ブラザーズはサポートしています。
児童養護施設や母子・父子家庭、ならびにホームレスに対する支援活動をすでに数多く行っているセカンド ハーベスト ジャパンは、リーマン・ブラザーズが目指す社会貢献活動を実践していく上でこの上ないパートナーです。両者のパートナーシップは広範囲に及びます。多くのリーマン・ブラザーズの社員がボランティアとしてセカンド ハーベスト ジャパンの活動に参加しており、生活困窮者のために食料を提供するという経験をしてきています。一方、私たちからは、セカンド ハーベスト ジャパンが今後より一層活動に取り組めるよう、専門的な運営アドバイスを提供しています。今年に入り、セカンド ハーベスト ジャパンがさらに多くの人々を支援できるよう、リーマン・ブラザーズ基金より2年間で91,000ドルの資金援助が提供されることとなり、両者の関係は一層強固なものとなりました。
チャールズの信念には大変心動かされました。この気持ちをより多くの人々と分かち合えることを願うと同時に、セカンド ハーベスト ジャパンの皆様と今後さらに一体感を持って活動していければと思っております。
文章:ジム・クイズモリオ
写真:リーマン・ブラザーズ
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