2011.12.07
PRアワードグランプリ ソーシャル・コミュニケーション部門 最優秀賞を受賞
2011年度 PRアワードグランプリ ソーシャル・コミュニケーション部門 最優秀賞を受賞しました!NPOの受賞は、PRアワード史上初、歴史的な快挙!フェースブックやツイッター上でも多くの方からお祝いのメッセージをいただきました。どうもありがとうございます!
プレゼンテーションをした井出からのコメント。
皆さま、お祝いのメッセージ頂いてありがとうございます!受賞理由として、部門審査員の方がおっしゃっていたのは「被災地の目線に立った、立場に立った活動をしている」「自分がやった、やったとアピールするでなく、非常に謙虚な活動をしている」とのことでした。「感動した」とおっしゃる方もおられ、嬉しく思いました。部門審査員以外の方も、「よかった」とコメントをくださる方もいらっしゃいました。
何より、震災後からやり取りしている、石巻の被災者の方が、発表の朝も「がんばって」と応援メッセージをくださり、受賞を知らせたら「おめでとう!!」と喜んで下さったのが嬉しかったです。これをきっかけに、震災支援に尽力しているNPOの存在が着目され、米国のNPOのように、活動相応に評価されるようになれば嬉しいです。
会場の様子。
プレゼンを行う井出。
PRアワード最優秀賞受賞審査委員長コメントを動画でこちらからご覧頂けます。
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セカンドハーベスト・ジャパン震災支援状況報告ブログ
2011.07.13
トルコ、オーストラリア、グァテマラ - 世界のフードバンクをご紹介 (1)
2HJボランティアコーディネーターの高原恵がアメリカでのフードバンク研修に行きました。その中で、特に今回は世界各国のフードバンクの様子を紹介します。
2週間のアメリカフードバンク研修に行きました!
フードバンクの歴史が40年以上ある、フードバンク大国アメリカへ研修に行きました。2011年2月27日から3月13日の間で、テキサス州サンアントニオ、アリゾナ州のフィネックス、カリフォルニア州サンフランシスコのフードバンクを訪れました。テキサス州ではフードバンクの研修に参加し、アリゾナ州とカリフォルニア州では、主にボランティア活動やパントリーについて学びました。
レポート① 世界の多様な「フードバンク」
今回の研修は、テキサス州サンアントニオで行われたGlobal Food Banking Network(以下:GFN)の研修から始まりました。シカゴに拠点を置くGFNは、毎年世界中のフードバンク団体やフードバンク準備委員会を招待し、一週間の研修を提供しています。テキサス州サンアントニオに22ヶ国からフードバンク関係者が集まり、アメリカ式フードバンクを学び、また参加国の取り組みについてプレゼンも行いました。
セカンドハーベスト・ジャパンが定めているフードバンク活動の定義は「食品関連企業他より市場価値の無くなった食品等の寄贈を受け、福祉施設や生活困窮者の支援団体に無償で届ける活動」ですが、世界には各地のニーズに対応し発展しているフードバンクがあり、その多様性にはとても驚かされました。
なかでも特に興味を持った国のフードバンクをご紹介します。
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トルコの「ソーシャルマーケット」
トルコの場合、フードバンク活動を始めたのは、民間ではなく一人の市長です。トルコ最大の都市イスタンブールのベイオール市長とTurkish Red Crescent Istiklal Branch(イスラム教国の赤十字のような団体)は、個人や企業から食料品、衣類、その他生活用品の寄付を集め、それらを生活困窮者へ提供する活動を共同で行い、その活動が発展し2010年にイスタンブールのベイオール市長を中心に「ソーシャルマーケット」という施設を設立しました。ソーシャルマーケットは、食品など生活用品が陳列されていて一見普通のスーパーのように見えますが、全て無料、そして利用できるのは登録した食料支援が必要な家庭に限定されています。ソーシャルマーケットを利用する資格を得るにはまず登録手続きが必要です。担当者が家庭を訪問、財政状況や家族構成などのインタビューをします。登録手続き後、各家庭に赤いカードが渡されます。家族構成や収入などの基準に基づいて使用可能なポイントが定められているプリペイドカードのようなシステムで、ポイントの上限内で欲しいものを選びレジに持っていくと受け取ることが出来ます。ポイントカード式の高度なシステムは歴史の長いアメリカですらまだ無いので、アメリカのフードバンク団体も興味を示していました。
昨年に設立後、一年で既に他2カ所に支部ができています。市長が始めた活動ということもあり、すでに「フードバンク」の定義が法律上で明記され、寄付者は税金控除も受けることができます。ソーシャルマーケットに寄付された食品の全てにバーコードが張られ、自動的にデータ化されます。寄贈者側は寄付品のレシートを提出することにより税金控除が受けることができます。
一般的にフードバンクと言えば、非営利セクターが運営しているイメージがありますが、トルコでは生活保護政策の一つとして運営されているような印象を受けました。

トルコのフードバンク Social Market Beyoglu のホームページはこちら:http://www.beyoglusosyalyardim.com/ (トルコ語のみ)
オーストラリアの巨大なフードバンク
オーストラリアはフードバンクの規模と、活動内容から今回研修に参加した国々の中では一番アメリカに近い印象を受けました。オーストラリア全土に拠点があり2,900福祉施設を通じて、毎日70,000人以上に食料を提供しています。セカンドハーベスト・ジャパンの昨年度の提供先福祉施設数は約600施設・団体なので、その規模の大きさが分かると思います。2010年の取扱量は約1,900万キロ(19,000トン)、2013年には5,000万キロ(50,000トン)を目指しているそうです。
オーストラリアの各州にフードバンクがあり、全てのフードバンクは独立したNPO団体ですが、団体間でネットワークを築いています。その大きな理由として、大手企業がそれぞれのフードバンクと同意書を交わすのではなく、一括できる良い点があります。同時に、それぞれ別NPO法人として活動することにより独自の方法で地方自治体や福祉施設の関係性が保たれ、各地地域に根ざした活動ができます。フードバンク間で、良い事例を共有するなど情報交換も頻繁に行われています。全国大会では各州の議長が参加し国レベルでの方針が決定されます。また年に数回、各フードバンクの代表が集まりフードバンク団体としての方針や業務内容について協議されます。
多くのフードバンクは寄贈品を配送している中で、北東部に位置するオーストラリアで2番目に面積の大きな州、クィーンズランド州だけは全て福祉施設がフードバンクに引き取りに来ています。福祉施設にとって、トラックやドライバーの確保など負担が大きいため実現までには何年も掛かったそうです。クィーンズランド州は野菜や果物など施設にとって必要不可欠な食品を常に豊富に揃えていたので、福祉施設側も協力するメリットを理解し協力したそうです。他のフードバンクは、ボランティアが自家用車で配送、地方自治体から協力を得るなどして配布しています。

オーストラリアのフードバンクのホームページはこちら:http://www.foodbank.com.au/
(英語のみ)
食品を販売するグアテマラのフードバンク
グアテマラのフードバンクは、2001年に複数の企業がGFNとミーティングを行い、フードバンクの基礎知識を学び、2005年に9社と1つの財団がフードバンクを立ち上げ翌年に本格的に活動を始めました。現在はまだ1団体しかありませんが、国内の普及活動は行っています。将来的にはネットワークを構築することを目標にしています。2005年の設立から毎月4,000袋提供し、毎年およそ19万人に食品を提供しています。
グアテマラの興味深い点は、提供する食品全て、定価の12%の価格で販売していることです。もちろん食品企業は販売することを知った上でフードバンクに寄付しています。なぜ無償ではなくあえて有償なのか、その理由の一つはフードバンクの運営費を得る、ということですが、もう一つはグアテマラの文化が影響しています。グアテマラでは、無償にすると支援に依存してしまい働く意欲が低下する可能性がとても高いそうです。家族の為に働き自ら必要なものを得る精神を忘れさせない為にも、食品を販売する方法を取っています。自分の努力により貧困から脱出してほしい、というグアテマラのフードバンクの強いこだわりが伝わってきました。

グアテマラのフードバンクBanco de Alimentos de Guatemala のホームページはこちら:http://www.bag.org.gt/ (スペイン語のみ)
外から見た日本のフードバンク
このように国によって大きく違いがみられます。世界のフードバンクと比べ、日本のフードバンクはとてもユニークな点が二つあります。一つはフードバンクが訴えるメッセージです。他の国では、フードバンクのメインテーマは「反貧困」「飢餓撲滅」といった「生活困窮者を救う」意味合いが非常に強いのですが、日本のフードバンクは貧困問題と同じ位「もったいない」が重要視されています。日本のように「食品ロス削減」を発信しているフードバンクは、今回参加した国では他にありませんでした。例えば、カナダのフードバンクの年次報告書を見ても、食品ロスに関する内容やデータは一切ありません。もう一つは、寄付者との関係です。アメリカや研修に参加したフードバンクは、食品企業に積極的に電話を掛けるなど、アグレッシブに寄付を呼びかけます。研修中、チームに分かれて、各チームに質問が渡され、それに答えるというワークショップがありました。私のチームにはこのような質問がありました「ある企業担当者に寄付の呼びかけの電話やメールを何回しても返事がありません。あなたは次にどのような行動を取れば良いと思いますか」。答えは色々ありましたが皆が合意していたのは「その人に繋がりそうな人に連絡を取り、別ルートから連絡を取る」という答えでした。セカンドハーベスト・ジャパンでは、そこまで積極的な営業をした経験が無いので、質問の内容から他の国と大きなギャップを感じました。それは、そもそもの活動目的にも関連していることかもしれません。「食品を集めて、必要な人へ届ける」。シンプルに聞こえますが、その土地によって様々な方法があります。
今回の研修で、アメリカ以外のフードバンクも知ることにより、改めて日本のフードバンクを客観視できる機会を与えられました。3.11から始まった震災支援活動のように、時代のニーズに対応し、セクターを超えた様々な協力を得ながら今後どの様な「日本流フードバンク」が創られていくのか楽しみでもあります。
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アメリカのフードパントリー - 世界のフードバンクをご紹介 (2)
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2010.06.01
アメリカフードバンク事情 第三回
フードバンクの創始者 ジョン・バン・ヘンゲル
フードバンクは誰がどうやって始めたの?
今回は、フードバンクの本場アメリカでフードバンクという活動がどうやって始まったかを紹介したいと思います。
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フードバンクの創始者 ジョン・バン・ヘンゲル(写真提供:St. Mary’s Food Bank Alliance)
アメリカ初、世界初のフードバンクは、アリゾナ州のジョン・バン・ヘンゲルさんが1967年に始めました。地元のスーパーで毎日、大量に食品が捨てられていることを知ったジョンさんは、スーパーの店長とかけ合い、捨てる予定の食品を自分が関わっていたスープキッチン(ホームレスの人たちへの炊き出し)で使うためにもらい受けることに成功しました。すぐに、炊き出しで使い切れないほどの食品が寄付されるようになり、ジョンさんはそこから食品を「銀行」のように貯めておくシステムを作ろうというアイディアを思いつきます。それが世界で最初のフードバンクの誕生です。このフードバンクは現在も、セント・メアリーズ・フードバンク・アライアンスとしてアリゾナ州の貧困層に食品を提供しています。
ジョンさんがフードバンクを始めて10年ほどすると、全米各地で同じような活動を始める団体が増えてきました。ジョンさんは、フードバンクの活動を指導するコンサルタントになります。そして、フードバンクはアメリカ全土に広まり、現在は200以上のフードバンクがアメリカ国内にあります。こうした200以上のフードバンクを統括する組織として、1976年にアメリカズ・セカンド・ハーベストという団体が組織されました。この団体は現在フィーディング・アメリカ(“アメリカの空腹を満たす”という意味)と呼ばれています。
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セカンド・ハーベストのミッションを説明するジョン(写真提供:St. Mary’s Food Bank Alliance)
さらに、ジョンさんはカナダやヨーロッパでのフードバンク活動の指導をするようになり、やがて国際フードバンクサービス会社 (International Food Banking Services, Inc.,) を1986年に設立します。この会社は2006年に、グローバル・フードバンキング・ネットワーク(Global Foodbanking Network、GFN)に名称を変更します。
グローバル・フードバンキング・ネットワークは、南米やアフリカなど現在世界18カ国で活動を展開し、各国でのフードバンク活動を支援しています。私たちセカンドハーベスト・ジャパンも日本代表のメンバーです。¹
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2HJ理事長チャールズ・マクジルトンが、ジョンと一緒のところ(2003年9月にハリウッドでのアメリカズ・セカンド・ハーベスト年次総会にて)
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ジョンのメッセージ(下記)がボードに記されています(写真提供:St. Mary’s Food Bank Alliance)
ジョンさんは、2005年に永眠されていますが、彼の“(将来においても)私たちの間に貧しい人は存在するだろう。でも、彼らがお腹を空かせている必要はないだろう?”(“The poor we will always have among us, but why the hungry?”) というスピリットは、ここ日本でもセカンドハーベスト・ジャパンを通して、生きています。
ご意見・ご感想をお寄せください。.(JavaScript must be enabled to view this email address) にメールを送ってください。また、2HJの最新情報についてTwitterの2HJのアカウント(@2ndharvestjapan)もチェックしてください。
参考
記事内の引用やデータは、特定されている箇所を除き、St. Mary’s Food Bank Allianceのこちらのページからです。
¹ グローバル・フードバンキング・ネットワークのウェブサイトより
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事務局長大竹正寛のアメリカフードバンク研修記(1)
アメリカフードバンク事情 第二回:全米一斉フードドライブ - スタンプ・アウト・ハンガー
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2010.05.25
クライアントからの声 - No.1: 外国人支援団体APFS
セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)が食品を提供しているクライアントには、様々な団体・施設・個人がいます。そうしたクライアントからの声を、皆さまにお届けします。2HJからの食品提供が彼らにどのような影響を与えているかをご覧いただければと思います。今回は、東京で外国人支援を行うAPFS (Asian People’s Friendship Society) さんの声です。
外国人家族への食糧支援
リーマンショック以降の経済危機は、APFSで活動をしている非正規滞在を中心とした外国人家族の家計を直撃しました。経済危機に加え、2009年8月以降東京入国管理局に父親が収容される家族が相次ぎました。これらの家族は一家の大黒柱を失い、明日食べられるかという状況に追い込まれました。
状況を改善するために、APFSでは2009年10月末より食料支援を始めました。食料支援はセカンドハーベスト・ジャパン(以下、2HJ)の協力があり実現しました。2HJは、充分食べられるにもかかわらず廃棄される運命にある食品を企業等から引き取り、食糧に困っている人に届ける活動を行っています。
“日本人のスタッフが一方的に配るのではなく、食糧をもらう側の外国人会員達が率先して、食糧を分ける作業をやってくれました。” (APFS のブログから引用)
父親が収容され危機的な状況に瀕している外国人家族には、月に2回、米・野菜等が入ったパッケージを2HJから送ってもらいました。育ち盛りの子どもたちも、お腹いっぱいご飯が食べられるようになりました。また、APFS事務所にも食糧が月に2回2HJより届くようになりました。「シェアミーティング」等のイベントの際に、外国人家族に配っています。APFSでは日本人スタッフが全て準備をするのではなく、外国人家族が協力しあって食糧を分けています。
2010年に入りパッケージの送付を受けていた家族から、在留特別許可を取得した家族が出ました。
【食糧支援を受けて在特を勝ち取ったAさん家族の声】
「米や野菜が(パッケージに)入っていてとても嬉しかった。仕事が見つかるまでの間、食べ物のサポートがあってとても助かった。まだ在特を取っていない人に、今後はぜひ回してあげて欲しい。」Aさんは在特を取得したことで仕事を獲得しました。食糧支援を卒業し、自活しています。
外国人家族は「本当は仕事をして、自分たちの力で生きていきたい。」という思いを持っています。空腹のままでは力は出ません。APFSでは彼・彼女たちがお腹を満たして経済・在留の状況を改善できるように、今しばらく支援を続けていきます。
【APFSスタッフからの声】
「(セカンドハーベスト・ジャパン)からは、現在7パッケージの送付および、月2回の事務所への宅配をいただいています。明日、食べられるかという家族も多数含まれており、セーフティーネットがあることに心から感謝しています。」
いかがでしたか?皆さまからのご支援は、様々な施設・団体などを通して必要のある方たちに食品という形で渡されます。食品を受け取っている方たちに代わりまして、あらためてお礼を申し上げます。また、これから2HJを通して多くの人を支援したいという方は、下のリンクをクリックしてください。今後とも皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
・ボランティアに参加する
・寄付をする
オンラインでも寄付が可能になりました!
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2HJの新しい動画 - 皆さまのご支援に心から感謝します
アメリカフードバンク事情 第二回:全米一斉フードドライブ - スタンプ・アウト・ハンガー 郵便配達員によるフードドライブ
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2010.05.10
アメリカフードバンク事情 第二回
全米一斉フードドライブ - スタンプ・アウト・ハンガー

全米各地の家庭に送られた一斉フードドライブのはがき。写真の女性が着ているのは郵便局員の制服(Stamp Out Hungerのサイトから)
5月8日(土)に、アメリカで全米一斉のフードドライブが行われました。このフードドライブは、スタンプ・アウト・ハンガー(Stamp Out Hunger、飢餓を撲滅しよう)と呼ばれています。これは、Stamp Out (撲滅する)と切手などのスタンプをかけたものです。年に一度5月8日に自宅の軒先に、寄付したい食品(保存可能な食品:缶詰、ジュース、お米やシリアルなど)を置いておくと、郵便配達員がそれらを回収し地域の郵便局を経由して各地のフードバンクやフードパントリー(食料配給センター)に届ける、というものです。
この企画は、全米郵便配達員連盟(The National Association of Letter Carriers)が、米国郵政公社(The United States Postal Service)との協働の下、国内最大の一日フードドライブを行うというものです。
この試みは、今年で18年目になり、今回は2009年の7,340万パウンド(約33,000トン)を越える食品の回収が目標とのこと。さらに、18年間の累積では、今年で10億パウンド(約45万トン)を越えると予想されています。
4,900万人が食べるのに困っていると言われるアメリカで、フードバンクやフードパントリーへの低所得層の依存度は高まっています。全米郵便配達員連盟のフレデリック・ローランド会長は、「(低所得層の)家庭が、フードバンク等を頼りにしている様に、フードバンクやフードパントリーも我々を頼りにしています。私たちは(フードドライブという形での)貢献をやめるつもりはありません。」と言っています。
このフードドライブへの参加を呼びかけるはがきが全米各地の家庭に送られました。その数は、実に1億2500万通以上にもなります。上の写真は、実際に送られたはがきです。
とてもおもしろいアイディアですが、実際に全米でやってしまうアメリカのパワーに驚かされます。貧困という問題に対して、様々な手法をクリエイティブに考え出すところをセカンドハーベスト・ジャパンも学んで行きたいと思いました。
ご意見・ご感想をお寄せください。info@2hj.org にメールを送ってください。また、2HJの最新情報についてTwitterの2HJのアカウント(@2ndharvestjapan)もチェックしてください。
参考
記事内の引用やデータは、Feeding America のこちらのページからです。
こちらの記事もどうぞ
アメリカフードバンク事情 第一回:Farm to Family(“畑から家庭へ”)
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